キャバクラの同伴ガイド│同伴の流れからメリット・料金まで解説!

中年男性と買い物をする若いキャバ嬢
もくじ

キャバクラの同伴とは?

「同伴」とは「同伴出勤」の略で、キャバ嬢が仕事開始前にお客様と会い一緒にお店(キャバクラ)へ向かうことを言います。

多くのケースで、出勤前にお客様と一緒にご飯を食べたり、買い物をしたりしてから、一緒にキャバクラへ行くという流れになることが多いです。

キャバクラの開店時間帯はお客様がまだ少ないことが多いです。そんな時間でも、きちんとお店を盛り上げるために「同伴」が利用されます。

つまり、キャバ嬢がお客様と一緒にお店へ入ることで、新たなお客様をお店に呼び込む機会を増やすわけです。これは、キャバクラの売上にとって大きなプラスになります。

そのため、中には同伴の回数を月間のノルマとして設けているキャバクラもあります。同伴はキャバ嬢にとって日常業務の一部で、キャバ嬢にもお客様にも、いろいろなメリットがあります。

同伴の種類とその特徴

キャバクラの同伴には、「店前同伴」と「賭け同伴」の2種類があります。

それぞれどのような特徴があるのか、どういう流れで行われるのかを知ることで、キャバクラの同伴についてもっと理解ができます。

ここでは、その2つの同伴の種類とそれぞれの特徴についてわかりやすくご紹介します。

店前同伴

「店前同伴」とは、お店のすぐ近くや前でお客様と待ち合わせをして、一緒にお店に入ることを言います。

この方法は、お客様と早い時間から待ち合わせし、食事などをすることなく同伴バックをもらえるので、キャバ嬢にとって手っ取り早く同伴ができる方法となっています。もちろん店前同伴でもお客様には同伴料金が発生します。

店前同伴には、お客様にとって大きなメリットが無いため、店前同伴をする場合はお客様が同意の上で行います。お客様は、そのキャバ嬢を応援したいと思ったり、好意を持たれたいと思ったりして、店前同伴に応じるのです。

以上のことから通常の同伴に比べて「店前同伴」の方がハードルが高く、お客様との良好な関係が築けていない場合は難しいと方法と言えます。

キャバ嬢が普段から「ありがとう」という気持ちをしっかりと伝えたり、お客様を大切に扱うことで、店前同伴をしてもらえる可能性が上がります。

賭け同伴

「賭け同伴」とは、キャバ嬢が「食事へ行ったあと、一緒にキャバクラに来てね!」のようにお客様と事前に同伴出勤の約束をせず、出勤前にお客様と会ってから同伴の流れを作り出すことを言います。

”賭け”の名の通り、この手法は成功すれば同伴が成立しますが、失敗すればお客様はそのまま帰宅し、キャバ嬢に同伴バックは発生しません。

賭け同伴の成功は大いにキャバ嬢のテクニックに依存します。お客様を見極め、うまく同伴に誘導できるような接客が求められます。

そして賭け同伴のポイントは、一緒に過ごす時間を短くしながらも、最高の接客を提供し、お客様に「もっと一緒にいたい」と感じさせることです。

賭け同伴がうまく行かなそうだと感じた場合は、キャバクラへの勧誘をしつこくせずに出勤することが大切です。

同伴とアフターの違い

キャバクラ業界における「同伴」と「アフター」は、どちらもキャバ嬢とお客様が店外で会うことを指します。しかし、その目的は大きく異なります。

【同伴】

同伴とは、キャバクラの営業時間前にキャバ嬢とお客様が待ち合わせし、共に店へ向かうことを指します。

この際にはお客様から「同伴料」や「指名料」が発生し、これがキャバ嬢の収入に直結します。また、同伴はお客様を店に誘導する形になるため、キャバクラ側にとっても新規顧客獲得のチャンスとなり、収益増加につながります。

そのため、キャバクラでは同伴を推奨し、キャバ嬢たちも積極的に同伴を行います。

【アフター】

アフターとは、キャバクラの営業時間終了後にキャバ嬢とお客様が外で交流することを指します。

アフターではお客様からの料金は発生しないため、キャバ嬢には直接的な収入は発生しません。

また、アフターは営業時間外の行為なので、何かトラブルが起きた時にキャバクラ側からのサポートはありません。キャバ嬢は自己責任で行動しなければならないということです。

つまり、同伴はキャバ嬢とキャバクラ側にとっての利益につながる一方で、アフターはお客様とキャバ嬢との個人的な交流を深めるための時間となります。

キャバ嬢が同伴をするメリット

夜の街中でほほえむドレスを着たキャバ嬢

キャバクラの同伴は、出勤前のプライベートな時間を使ってお客様と会う必要があるので、「面倒くさいな」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、同伴はキャバ嬢にとって多くのメリットが存在します。

今回は、同伴することで得られるメリットについて4つご紹介します。

1.指名に繋がる

同伴をする=「本指名」に繋がります。お客様が本指名をしてくれることでキャバ嬢に指名料が入ります。

普通に出勤をしても指名が入るかわからない恐怖を抱えているキャストが多い中、確実に自分を指名してくれるお客様がいることはキャバ嬢のメンタル面でも良い効果を生みます。

2.同伴バックがもらえる

同伴をすることで「同伴バック」がもらえます。これはキャバクラのお店から同伴に対して支払われる報酬のことです。

さらに、同伴をするお客様は比較的多くのドリンクを注文する傾向があります。これによりドリンクバックと呼ばれる、ドリンクの売上からキャバ嬢に還元される部分も増えるため、同伴は収入を大きく上げるチャンスとなります。

3.お店からの評価が上がる

同伴のメリットとして忘れてはならないのが、お店からの評価アップです。なぜなら、同伴はお店の売り上げに直接影響を及ぼすからです。

つまり、同伴出勤の回数が増えれば増えるほど、キャバ嬢はお店から高く評価され、結果として翌月の時給が上がる可能性があります。

また、同伴を積極的に行っているキャバ嬢は、お店から表彰されたり、フリーのお客様の席に優先的につけてもらえるなど優遇されることもあります。

4.お客様と仲を深められる

同伴はキャバ嬢とお客様が二人きりで時間を共有できる特別な機会で、これによって深い信頼関係が築かれます。

その結果、お客様が頻繁にキャバクラに訪れるようになったり、接待などの際に自身が働くキャバクラを選んでくれる可能性が高まります。

お客様が同伴をするメリット

同伴はキャバ嬢やキャバクラにとってのメリットが大きいことは明らかですが、お客様にも様々なメリットが存在します。

ここからは、それらのメリットについて具体的に解説します。

1.トータルで考えると支払い額が安く済む

同伴のメリットの1つは、全体として見ると実は経済的であるという点です。

例えば、以下の2つのケースを考えてみます。

  • ケース1:同伴で2時間過ごし、その後キャバクラに入店してから店内で3時間を過ごす
  • ケース2:最初からキャバクラに入店し、5時間全てを店内で過ごす

どちらの場合も、お気に入りのキャバ嬢との時間は5時間と同じですが、違いが出てくるのはその間に発生する費用です。

ケース1の場合、実際にキャバクラで過ごす時間は3時間なので、それだけの料金しかかかりません。一方、ケース2では、5時間すべてをキャバクラで過ごすため、延長料金や高価なドリンク・食事のコストが加算され、結果的に支払い額は高くなるでしょう。

2.キャバ嬢のいつもと違う一面がみれる

キャバクラで働くキャバ嬢というのは、普段は完璧なヘアメイクときらびやかなドレスで、非日常的な魅力を放っています。その姿は特別な時間を演出し、多くのお客様を魅了します。

しかし、お気に入りのキャバ嬢に対しては、彼女がどのような日常を送っているのか、普段どのようなスタイルで過ごしているのかを知りたいと思うのが人情というものです。

そんな時、同伴はお客様にとって絶好のチャンスとなります。なぜなら、同伴ではキャバ嬢の普段見ることのできない私服姿や、着飾る前の姿を見ることができ、その魅力を一層感じることができるからです。

3.キャバ嬢を独り占めできる

特に人気のあるキャバ嬢というのは、多くのお客様から指名が入るため、一人のお客様に長時間付きっきりでいられないことがよくあります。

例えば、1セット60分でキャバクラに入店したとしましょう。その際に指名したキャバ嬢が他のお客様と指名が重なった場合、そのキャバ嬢と過ごせる時間はせいぜい30分程度になってしまいます。

しかし、同伴をすればその問題は解消します。なぜなら、同伴の間は一緒に出かけたキャバ嬢の時間をひとり占めできるからです。キャバクラでの時間を共有するだけでなく、それ以外の同伴中の時間もお気に入りのキャバ嬢と一緒に過ごすことが可能となります。

4.キャバ嬢とデート気分が味わえる

同伴はアフターよりも早い時間から始まるため、キャバ嬢と一緒に過ごせる場所の選択肢が大幅に増えます。

例えば、夜遅くには営業していないようなレストランで美味しい料理を二人で楽しんだり、デパートでのショッピングを一緒に楽しんだりと、通常のデートのような時間を過ごすことが可能になります。キャバクラとは異なる環境で、キャバ嬢と二人で歩きデート気分を味わえます。

5.キャバ嬢に感謝される

お気に入りのキャバ嬢に感謝されたいと思うのは、お客様なら誰しもが持つ気持ちだと思います。

同伴は、特にキャバ嬢にとって大きなメリットをもたらします。給与に直結するバックを得ることができ、また店側からの評価やノルマ達成にも寄与します。

したがって、「一緒に同伴しませんか?」と提案するだけでも、キャバ嬢は非常に喜びます。反対に嫌な顔をされることはまずありません。

むしろ、その提案をしたお客様は、キャバ嬢から特別視され、好感度が高まることでしょう。その結果、より一層満足度の高いサービスを受けることができます。

キャバクラの同伴の流れ

キャバクラの同伴の流れは、大まかに以下のの3つのステージに分けることができます。

STAGE
待ち合わせ

一般的にはキャバクラへ向かう2時間前にキャバ嬢とお客様が集まることが多いです。しかし、お客様とキャバ嬢の関係性や、行く場所によっては、より早い時間に集合することもあります。

STAGE
店外での時間

ここでは、食事をしたり、買い物したりと様々な過ごし方があります。この際の支払いは、ほとんどの場合でお客様が負担します。

STAGE
キャバクラへの同伴出勤

これはキャバ嬢が勤めているキャバクラの開店時間に合わせて、お客様と一緒に入店することを指します。時間には余裕を持って行動することが重要です。

一部のキャバクラでは、同伴出勤の場合は少々遅れても許容されることがありますが、必ず事前に黒服に確認をしておきましょう。

これがキャバクラの同伴の基本的な流れとなります。

キャバクラの同伴で発生する料金

同伴をする際にお客様が支払う料金は、いくつかの項目に分かれます。その詳細と一例を挙げて説明します。

まず、同伴料金というものがあります。お店によりますが、だいたい90分1セットで2,000円から3,000円程度が一般的です。高級店の場合は5,000円かかることもあります。

また、キャバクラによっては「同伴セット」という形で、同伴料金とセット料金をまとめたシステムにしているところもあります。その内容や時間はお店によりますのでその点はご了承ください。

【具体例】

20:00に入店すれば1セット(60分)5,000円で楽しめるキャバクラだと仮定します。

セット料金(基本料金)5,000円(1セット60分)
ハーフ料金2,500円(同伴は90分なので追加30分)
指名料6,000円(3,000円×2セット分)
同伴料金3,000円
合計16,500円

しかし、ここで終わりではありません。最終的にはサービス料20%と税金10%が上乗せされます。(※税金は2023年9月現時点)

サービス料(20%)19,800円(16,500円の20%)
税金(10%)21,780円(19,800円の10%)

キャバクラの同伴で発生する費用は最低でも「21,780円」かかるという計算になります。

これらの費用には同伴中の買い物や飲食費が含まれておらず、それらは別途必要となります。

キャバクラの同伴で行く場所と注意点

キャバクラの同伴で一緒に過ごす場所はさまざまです。キャバ嬢が自ら場所を決める場合もあれば、お客様が決めてくれることもあります。

どちらの場合でも、同伴では高級な飲食店や三越などの高級デパートでのショッピングが一般的です。また、少し時間と距離を惜しまないなら、ゴルフやスポーツ観戦なども選択肢として考えられます。

しかし、同伴の際には「移動距離」と「匂い」に注意が必要です。

【移動距離】

移動にタクシーや電車を使うほどの遠い場所は避けた方が良いでしょう。その理由は、遅刻すると罰金が科せられる場合があるからです。そのため、キャバクラから徒歩10~15分程度の範囲内にあるお店を選ぶのがベストです。

【匂い】

煙が多く出る焼肉店や、香りが強い飲食店などは避けた方が良いでしょう。なぜなら、口臭や髪の毛に匂いがつく可能性があり、その後のキャバクラでのサービスに影響を及ぼすからです。

お客様を同伴に誘う方法は?

同伴は、キャバ嬢から誘うパターンと、お客様から誘うパターンの2種類があります。

同伴はキャバ嬢にとってのメリットの方が大きいため、一般的にはキャバ嬢から提案する場面が多く見受けられます。しかし人気キャバ嬢になると、逆にお客様から同伴の誘いを出すケースも少なくありません。

ここからは、キャバ嬢がお客様に対して同伴を提案する手順について詳しく説明していきます。

キャバクラで接客中に誘う

お客様に同伴のお誘いをする際の基本的な手段は、接客時に自然に会話の中で織り交ぜることです。

「〇〇さんとのお食事楽しそうです!次はぜひ一緒にお食事でもいかがですか?」などと提案し、それから具体的な日時などを決めていくのが普通の流れとなります。

その際に、食べ物や美味しい店の話を巧みに会話に織り込んでいくことで、スムーズに同伴の話題へと移行することが可能です。

ただし、ここで注意すべき点があります。それは、「高級店や有名店の名前を挙げる」ことです。このような店の名前を出すと、「そこ、高そうだな」や「予約が大変そうだな」と、お客様が逆に同伴をためらってしまう可能性があります。

これにより、同伴の確約を得られない結果を招くこともあるので、注意が必要です。「わたし○○が食べたいです。一緒にお店に行きませんか?」といった形でお誘いするのがおすすめです。

営業LINEやメールで誘う

LINEやメールでお客様を同伴に誘う際は、昼間の時間帯に送信することがおすすめです。これは、「お昼休みにメッセージを確認できる」からという理由によります。12時前くらいにメッセージを送れば、休憩時間に目を通す機会が大いにあるでしょう。

また、「〇〇さんと直接お話しできる時間を作りたいな。次回は一緒にお食事にでもいかがでしょうか?」といった形で少しあざとい誘い方も効果的です。

さらに、もう少し親しいお客様に対しては、「さっきTVで見たんだけど、すごく美味しそうなお寿司の番組をやっててお腹すいちゃった!お寿司食べに行こうよ!明日、時間ある?」など、カジュアルな誘いも有効です。

基本的に初めての同伴では、リーズナブルなお店を選ぶことがコツとなります。

まとめ

今回の記事では、キャバクラの同伴について詳しく解説しました。

同伴とは、お客様がキャバクラのキャバ嬢と一緒にお店外で飲食することを指し、その種類には「店前同伴」と「賭け同伴」があります。同伴とアフターの違いも理解し、それぞれがどのような特徴を持つのか把握することが大切です。

キャバ嬢にとっての同伴のメリット
  • 指名につながる可能性や同伴バックの収入
  • お店からの評価アップ
  • さらにお客様との関係性を深めること
お客様にとっての同伴のメリット
  • トータルの支払い額が抑えられる可能性が高い
  • キャバ嬢の新たな一面を知ることができる
  • キャバ嬢を独り占めできる
  • デート気分を味わえる
  • キャバ嬢から感謝される

ただし、同伴の流れや費用、行く場所の選び方について理解しておく必要があります。お客様が同伴を提案する際や、キャバ嬢が同伴を提案する際の方法についても、記事内で詳しく説明しています。

キャバクラの同伴は適切に活用すれば、キャバ嬢とお客様双方にとって良い経験になるのでぜひ前向きにチャレンジしてみてくださいね。

シェアする
  • URLをコピーしました!
もくじ